はじめての合コンでの、自己紹介で僕が言った言葉で・・・

急に欠席になって一人足りないからと友達に誘われて僕は、はじめて合コンというものに参加しました。それまでにも軽い付き合いの女友達はいたのですが、メールや電話を交換したり、どこかへ遊びにいったりする程度で、結婚を考えるような相手は一人もいませんでした。

今回偶然合コンに出ることになった僕は、以前からどんなものかと関心はもっていましたので、日曜日に指定されたカフェにでかけていきました。割と広い店内の、一番大きなテーブルに、すでに多くの合コンメンバーが座っていました。先にきていた友人の彼に促されて、僕は一番すみの席に着きました。

僕の前にはちょっと大柄の女性が座っています。いままで空席だったところに僕が座ったので、ほっとした表情がその顔に浮かんでいました。見回したところ、僕と似たような年ごろの男女が、きっちり半分ずつ向かい合っていました。全員会社員で、職種も事務系から営業、制作系とまちまちで、みんなまじめな感じのする好青年たちでした。

まず、一人一人の紹介がはじまりました。一人一分の持ち時間で自分をアピールするのです。端にいる僕は一番あと回しなので、順番にたちあがっては自己紹介するかれらを、じっくり観察することにしました。立て板に水のごとく流暢にしゃべる人もいれば、焦ってつっかえつっかえの者もいます。一人の女の子は、頬を赤らめ、声をうわずらせて、よく聞き取れない声でぼそぼそ言っていました。

僕の隣の男性は、まるで司会者のようにツボをわきまえたトークを披露し、それには誰もがひきこまれました。その次が僕の前の女性で、彼女はなんでも空手の有段者で、話すことというと、突きはこう出せば威力があるとか、回し蹴りの上手なやり方とか、また痴漢に襲われた際の護身術を身振り手振りで話すのでした。

さて、そのあとが僕です。一体何を言えばいいのか、何も考えてなかったので、友人に誘われてピンチヒッターではじめて合コンに参加したことを話しました。するとさっきのトークのうまい男性が、どんな気分ですかとたずねるので、ここで気の利いた自己紹介ができるようになりたいですと答えたら、みんながどっと笑いました。それからはみんな、和気あいあいモードで、楽しい時間を過ごすことができました。。