彼女との2年間を試練と受け止めることができなくて浮気した私の弱さ

恋愛時代というのは本当に、嵐の海のように心は大きく波打ち、時には砕け散るものです。逃げ出せるものなら、さっさと逃げ出したことでしょう。

女性を好きになるということがこんなにも辛く、苦しいものだとわかるのも、恋愛においてです。彼女をひとりじめにしたいという欲望が強烈になって、世の男性すべてが恋敵に思えるのも、恋愛が理性を曇らせてしまうからにほかなりません。私の彼女は、そんな私を見るにつけ、嬉しい反面、時に重荷にもなると正直に言いました。

彼女の声がききたくなると、夜昼とわず電話したり、夜中でも会いに出てきてくれと私にせがまれたりすると、そんな気持になるのも無理ないと思います。と、まだしも残っている私の理性が、はっきり教えてくれているにもかかわらず、私は自分にわきおこる衝動に打ち勝つことができないまま、闇雲に行動に移ってしまうのでした。まだしも彼女が受け入れてくれているからいいものの、一歩まちがえたら私は、ストーカーとして警察に訴えられていたことでしょう。

離れているときは、大変でした。いま彼女は何をしているのだろう、もしかしたら別の男性と会っているのではないのかなどと、悪い考えが後から後からわいてきて、いてもたってもいられなくなるのでした。実際にあってみると、なんてことはなくて、彼女はいつもの彼女です。私の妄想の虫は、彼女が不在になったとたん、息をふきかえして動きはじめるようです。

いまの苦しみを解消する唯一の方法は、彼女と結婚する以外にありません。が、彼女はまだ一人でやりたいことがあるので、あと2年、まってと言いました。了承はしたものの、はたしてそのあいだ、待ちとおすことができるかどうか、私には自信がありませんでした。

私が別の女性と関係をもつようになったのも、その自信のなさから出た弱さのせいでした。私は彼女に会えない寂しさをまぎらすために、ショットバーで知り合った女性といわゆるセフレの関係をもつようになりました。

あくまで遊びのつもりです。一時の間でも、彼女のことが忘れられるので、私はその女との関係をずるずると続けていました。

やがて彼女の耳に、そんな私の噂が伝わる時がやってきました。彼女が私を問い詰めたとき、私は素直に、女との関係を打ち明けるとともに、きみに対する気持ちに変わりはないことを告げました。

しかし彼女はゆるすことはありませんでした。たった2年間もまてないあなたに、長い結婚生活を続けられるはずはないと、彼女は断言するようにいいました。それに対して私は、なにも言い返すことができませんでした。